千葉、東京、長野、群馬とさまよい、そして山口は山陽小野田市と行き、

日曜日に熊本は天草入りしました

群馬だけは日帰りで新幹線でしたが、その他はすべて車移動。

この1週間はものすごい走行距離です



天草で～～～す

何年間もずっと来させていただいていた天草。

今回は少し間が空きましたので、とっても久しぶり




セミナーの最初は、福岡・清和園、内主任からのお風呂改革の発表。

前日の山口でも発表してくれた内さんは、一参加者でもあります

初めて会った時の内さんは、とてもおとなしくて、こんな大改革を

成し遂げられるほどの根性があるとは夢にも思っていませんでした。

岩をも通す強い意志と、負けないメンタル、そして誰よりもお年寄りさんを

大事にしたいというやさしい心がここまでの険しい道のりを乗り越えられた原動力ですね。

仮設風呂に気持ち良く入ってくださって、本改修を楽しみにしてくださっていた

おばあちゃんが、改修の完成を待たずにあっけなく亡くなってしまった無念さと

申し訳なさ。工事が遅れてしまったのには、さまざまな事情があってのことなのですが

新しいお風呂に入れてあげられなかった後悔が、このあと内さんを強く支えてくれています。




その内さんが、数年通い詰めて身に着けたワザを実演しています


本改修を見ないまま、亡くなってしまったおばあさんもあの世できっと目を細めて

見守ってくださっていることでしょうね。










ひかりの園さんのすてきなお風呂をお借りしてのセミナー。

もうこれで何度目でしょうか。

ひかりの園のスタッフの皆さんも、すっかりセミナーの運営を熟練されており

とてもスムースですばらしい流れです






洗濯機から、すぐ中庭へ出られて、野菜が所狭しと植えてあります

日当たりもよくすくすくと実っていました。



天草の海に沈む夕日

すばらしいね、日本

そして翌日、デイサービスでは




エコ炊飯

枯れ枝を拾い集め、オイルの缶を再利用したかまどです


施設長の手作りだというではないですか　すご



火加減はわしらに任せとかよかよ。



音聞いてるだけでわかるけんが。



庭で採れたキュウリで塩もみする、元先生。93歳

そしてごはん



最高やなかですか！　よかよ～～～

このごはん、食べたら、いくら羽釜どうたらこうたらの高い炊飯ジャーなんて

目じゃないよ。かないません

デイサービスっていうか、知恵のオンパレードです

またぜひぜひ天草でやらせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします

 

ブログが追い付いてなくてすみません。

ちょっと前のことですが、6月14日日曜日。

雨の予報でしたが、なんとか持ちました。




千葉は、習志野です。千葉ケアフェスタというイベントです。


青山が古くからお世話になっている方からのお招きでした。

介護をもっと身近に、知りたい情報が気軽に手に入るようにという

気楽に遊びにくるフェスティバル。お店も出ているので、食べ物、飲み物も

販売されていて、ご家族でいらっしゃっていました。

介護されてるご家族が、ご本人と一緒に遊びに来れるほんといいお祭りですね

徐々に人が増えてきました



みなさん、とても真剣に見ていただき、嬉しかったです。

何かのお役に立てるといいですのですが

午前中にこのフェスタをあとにし、同じ千葉県ですが、横芝光町へ





すご～～～い大きな丸ですね。80人以上の方と実技です

湯Tシャツ着用率がめちゃ高く嬉しい限りですありがたや


午後から夜まで続き、お姉さま方は体力の限界の向こう側を感じられたかも


だんだん熱が入ると、ついつい力入ってしまう青山センセです

夜遅くまで、ワイワイと語り合い、翌朝、いつも京都までセミナーに来てくださる方の

デイサービスへ、記念写真を撮りに寄らせていただきました。

いつもこんなにも遠いところから紫野庵までお越しいただいているんですね。

ほんとうにありがたや、ありがたや

こんなに素敵なところでしたよ



一休さんです。

なんだか、紫野庵の前のお寺、大徳寺を再興させた一休さんとも共通点を感じます。



お風呂のアドバイスをさせていただいていながら、実物は初めて見させていただきました


青森ヒバ、十和田石、クネット手すり、そしてお庭。THEパーフェクト






広々としていて気持ちよさそうです




ゴルフ場っすか　ここは　っていうようなお庭ですが、もしかして貴族か

同い年です　まさかの丸かぶりの衣装。おそろ




これからも同い年同士、頑張っちゃおうね　実さん、スマート

ちょくちょく行かせていただきます

少し走ると九十九里だそうです。海は見ずじまい

次回はこの素晴らしいお風呂、広大な庭、なんかやりましょう

京都でもお待ちしておりますね。

千葉の皆さま、ありがとうございました

ついにオープンだね～～～～


見上げる事務長＆施設長。


この日が来るまで、長かったような短かったような


でもほんとに夢みたいなオープン




空は青空




いつも通りマジラジオ体操して





立てるようになったんだって～と世間話して




もっともっとやっちゃいましょうねとか言って




いざ、散歩へ！










私も追いかけましょう。
（このお方もここに引っ越してこられるまでは数歩しか歩いていなかったんです）



みんないってらっしゃ～～～い！




職員さんのこどもちゃんが押してる。



草むしって




野菜は育ち




ほら



つっやつやの野菜たち



いつものメンバー



お休みなので、ご家族が来てお部屋の洋服掛けを組み立てておられる。



Caféではせっせと準備



厨房担当の2人。若い！




コーヒーカップはばらばらの益子焼。好きなカップでどうぞ



記念すべき第一号のお客様はやはりこのお方


新（あらた）にすてきな古民具を入れてくださったはせがわの奥さまです。




初接客




ご近所のみなさん、業者さん、ご家族、次々とお客様が来てくださり

完売してしまうほどの大盛況ぶり



手作りケーキが大人気




コーヒーもおいしい、器がいいからもっとおいしく感じる！と

たくさんお褒めの言葉をいただき、

これからも若い調理スタッフがみなさんのご意見をお聞きしながら

みなさんにとっての憩いの場「くりの実」を作っていきます。

ほんとに皆さんのおかげで無事オープンできたこと

心から感謝とお礼を申し上げます。



 

この場に立ち会えたこと。


1人の女性が、もう一度自分の人生を取り戻そうとする瞬間。


諦めたこと、やりきれないこと、どうにもならないこと。


マイナスしか残っていない人生なんて、生きる意味など見いだせるわけもない。


明日への希望は、誰かのほんの少しのサポートと


あとは自分の手によってだけ、切り開くことができる。


自分の手、自分の足。自分の心。



この手すり、つかまってみて。

できないよ。

自分じゃ起きらんないんだよ。

あれ？

私、起きたの？

うん、何もしてないよ。



移ってみましょうか？

できないよ。

私、立てないもん。

大丈夫、ちょっとお手伝いするから。



ほら、移ったね。

ばっちり





もう一回やってみましょうか。






ほら、立てますね。


えっ？立ってるの？

じゃ、歩いてみましょうか。




肩につかまってくださいね。





ほら、ひざ上げてみて。




すごい、すごい、歩ける




一昨年の12月から歩けてなかった。

3年ぶりよ。




横木（新・あらた施設長）もやってみようか。

いきますよ。


ほら、立てる




ほんとに歩けたんだね


もう1回やってみる。








もうすっかり身に着いたよう




はや～～～～～～い！




なんか、仕込んであんじゃないの？

種もしかけもないですよ！

さたさんの力ですよ！




お風呂に誘いに来た、馴染みの職員、まさこちゃん。

まさこちゃんもやってみる？

ほら、すごいね！

そのまま、




部屋の外まで行ってしまった




よかったね～～～～～


かけよる職員さん、みちこさま。

すごいね～～～～～




みんなの笑顔が、さたさんを一層勇気づける。


さたさんの持っていたけど眠らされていた力を最大限に引き出し

そこから！です。


まわりの力。愛。


それだけです。



ベッドに戻って、膝を上げ始めたさたさん。

ここまで上がる

みちこさまが見守ります！パチパチ


ここには、クスリもキカイもありません。

力を引き出し使うための道具。

力を後押しする愛。

そして、自分でタンスを開いて好きな洋服を選び、お風呂へ向かいました。



ご自分で選ばれたのは、パーッとあじさいが咲いた花柄のトップスでした。

季節にピッタリ、心まで明るくなるような洋服

お風呂に行ったさたさんは




クネット手すり（RX組でも6月末から販売開始）につかまり

しっかり立っていました。

人を助け、喜ばせる道具こそ、ほんものの道にかなった具です

お風呂にゆっくり浸かって、今日起きたできごとをしみじみ思うさたさんの姿。（左側にたたずんでいます）




そこを通りかかったさだこさんが

すっと








お花を見せにぐるっと回ってくださったのです。




さだこさんはいつも


「お花はいいわねぇ。見てるだけでうれしくなっちゃうわね」と


とてもお上品にお話しされます。


その喜びをさたさんにもゆっくり、静かに語りかけながら…。
 

REBORN　もう一度

 

6月の安曇野。

梅雨のさなかだということを見事に忘れさせてくれる景色です。

この日、九州が大雨で避難勧告が出ていたというのに、この爽やかさです。


ほぼ10年近く前、安曇野の社協さんにお呼びいただいたことがあり、


この会場（ファインビュー室山）を教えていただきました。


こういう高台が最近大好きです。よっぽど嫌なことでもあるんですかね、このシャバに。


地方セミナーの会場に選ぶ基準は景色、空気、お湯。

セミナーに参加したみなさんにも、ここに来ただけでも幸せって感じてもらえたらな。

日本中、心を癒してくれる景色はたくさんあります。

セミナーに来れなくても、このブログを見てくださった方が、いつか行ってみたいなぁとか

気持ち良さそうだなって思ってもらえるだけで、嬉しいです。



窓の景色が森って、こんな贅沢あります！？

ご縁のある方がたくさんお集まりいただき、ほんとにうれしい限りです。

その夜、安曇野から下って穂高の小規模なデイで研修会をさせていただきました。

遠く安曇野から紫野庵までセミナーに来てくださった事業所さんです。




出入りしている介護用品の営業の方にもご参加いただき、在宅の方に勧める介護用品の

根本的な考え方を伝授しています。熱心にお聞きいただき、ありがとうございました。

長野県にはほんとに会社立ち上げ以来、ずっとお世話になりっぱなしです。

10年経って、あの時捲いた種が芽を出し始めたようで、長野の土がいいんですね